サイトについて
現役のネットワークエンジニアが、ネットワークエンジニアの仕事内容や必要なスキルなどを紹介するサイトです。 お問い合わせはこちらまで jobdnwengineer@outlook.jpネットワークエンジニアは現代の日常生活にもビジネスにも不可欠のものとなりつつあるネットワーク環境に関するスペシャリストです。ネットワークエンジニアの仕事内容は実に多岐に渡ります。大雑把にいえば、ネットワークの設計、構築、監視・保守に分けることができますが、ネットワークの規模や案件によって、これらを個々に分担することもあれば、すべてを一人でこなすこともあります。
ネットワークの設計は、その後に不具合が生じても簡単には修正できないため、あらかじめクライアントにとって最適なものを設計し、提案することが求められます。そのため各種OSやサーバーなどに関する高度で広範な知識はもちろん、最近導入が進んでいるクラウドなどをも含めたネットワークに関する豊富な知識を踏まえた上で、まずはクライアントのニーズを的確に掴むためのヒアリング能力が必要ですし、スケジュールを組んでプロジェクトを推進する能力も大切です。
設計書からネットワーク回線を実際にクライアントの現場で設置するなど、構築の段階では、無駄なコストや無用なトラブルを出来る限り回避するために、最新の技術や製品に関する知識の他、安全で快適なネットワーク環境を実現するためのケーブリングや機器の設置に関する知識が不可欠です。
そして一度構築したネットワークに関する様々な対応も、ネットワークエンジニアの大切な役割です。もっとも設計や構築段階で腕を振るった後の監視・運用段階では、トラブルが実際に発生するなどの特段の事情がない限り、目立った出番はありません。そのためユーザーから寄せられるトラブル対応など、いわゆるコールセンター業務との兼務ということも珍しくありません。しかし、いざトラブルが発生した時には、その原因を素早く突き止めて、然るべき対処を求められるのであり、そのためにはあらゆる事態を想定しながら、論理的な思考によって的確に判断することが求められます。
従ってネットワーク全体を見渡すことができる視野の広さと、個々の組み合わせから生じる齟齬の可能性などを想定することができる、幅広い知識が必要なのであり、地味ではありますが決してなおざりにすることのできない業務です。今やネットワークは日常生活においてもビジネスにおいても、様々な業務やサービスの提供に活用されているのであり、安全かつ快適に利用出来て当然のものとみなされています。そのため年中無休で稼働しているのが当たり前であって、万が一にもトラブルが発生すれば、可及的速やかに解決されなければならないため、ネットワークエンジニアの感じるプレッシャーは相当なものになっています。