サイトについて
現役のネットワークエンジニアが、ネットワークエンジニアの仕事内容や必要なスキルなどを紹介するサイトです。 お問い合わせはこちらまで jobdnwengineer@outlook.jp企業内も家庭の中も、パソコンやスマートデバイスを利用して、いつでもどこでも誰でも気軽にインターネットにアクセスできたり、あるいは業務処理のための膨大なデータにアクセスするなど、ネットワーク化による利便は計り知れません。このようなデータ通信に関するあらゆる業務を担当するのが、ネットワークエンジニアなのですが、急速なIT化によって、需要が増大しており、増々大きな役割を担うようになっている反面、高度な専門知識を持つスペシャリストが少なく、人材不足と言われています。そのため業務内容にもよりますが、それほど要求レベルの高くない場合には、未経験であっても採用される道が開ける可能性があります。
このようにネットワークエンジニアと一口に言っても、活躍する具体的な現場によって、求められる技術のレベルは異なります。データ通信は複雑な構造をしているため、それらを完全に理解して、使いこなすことができるような高度な技術レベルを誇るネットワークエンジニアは一握りであり、絶対的に人材が不足しています。しかし次々と新しい技術が生まれ、またネットワーク環境の安全性が高度に脅かされる中、このような実力の高いネットワークエンジニアは、すでにネットワークインフラの重要なポジションに就いているのであって、一般的な企業が自社内のネットワークの構築や保守を任せるために雇うには、手の届かない存在になっています。
その一方で今やどこにでもある家庭用のルーターや企業などで使用されるスイッチングハブをサーバーや社内のネットワークの中心部に据えて、使えるようにするためのネットワークエンジニアであれば、やるべきことや覚えるべきことがはっきりしているため、比較的勉強しやすく習得しやすい技術であり、ある程度短期間でも対応可能と言えるでしょう。このようなレベルでのニーズは数が多いため、未経験であっても採用される見込みがあります。
もっともたとえ未経験でも採用される場合でも、全くの独学で、しかも何の資格もないという状態では、雇う側の企業も実力の程を図ることができず、尻込みしてしまいます。やはり未経験者であっても、専門のスクールに通ってある程度知識を網羅的に習得するか、あるいは手っ取り早く基本情報処理試験やCCNAなどの世間で通用する資格を取得することが、採用への近道となります。実際のところ、これらの資格を取得していれば、未経験でも採用するという企業も少なくありません。未経験でもやる気のある人材を確保して、じっくり育てるというつもりで採用する懐の深い企業も多いため、チャンスがあるといえるでしょう。